ほころび不動産の活動を福井新聞さんにとりあげていただきました!
まだまだ思うような問題解決に至っていなく、もどかしさもありますが、ほころび不動産で取り組んでいる「空き家問題」は社会問題として簡単に解決できるものではありません。
今回の記事をみて朝一から「若い方達のグループが空き家問題に取り組んでいる事を知り、嬉しく、頑張ってほしいと一言伝えたく連絡させていただきました」と励ましをいただきました。
福井市内の方だったので打合せの合間にお電話をいただいたお礼と活動の詳細を伝えにお会いしてきました。
掲載内容 福井新聞記事より
空き家問題の解決に一役買おうと、県内の建築、不動産などの事業者が新たな団体を立ち上げた。
その名も「ほころび不動産」。空き家に関する相談をワンストップで受け付け、持ち主に解決策を提案する。異業種のメンバーが得意分野を生かし、賃貸や売買につなげたり、改修を請け負ったりする。代表の黒川真行さん(39)は「簡単に壊して更地にするのではなく、質の良い建物は使い手を見つけ、できるだけ後世に残していきたい」と思いを話す。
空き家は全国的に増加傾向にあり、景観や治安の悪化につながるため社会問題となっている。解消に向け、建築サービス業のクローバー工房(福井市)社長の黒川さんが中心となり、30代〜40代の12人が集まった。不動産業者、工務店、設計事務所といった事業所の代表や、大工などの職人もいる。団体名には「ほころんだ不動産をよみがえらせる」と「顧客の顔をほころばせたい」という二つの願いを込めた。
空き家の悩みを抱える所有者に対し、まずプロディーサー役の黒川さんが相談に乗る。案件をメンバーで共有し、それぞれの本業を生かして解決策につなげる。
例えば、持ち主がそのままの状態で賃貸や売買を希望すれば、不動産業者が借り手や買い手を探す。賃貸する前に改修が必要な場合は、設計事務所や工務店が力を発揮する。ほころび不動産が持ち主からいったん物件を借り上げ、自ら改修して賃貸するビジネスモデルも想定している。
黒川さんによると、年数がたっていても建物として価値がある空き家は多く、住宅や店舗として十分に利用できるという。ただ「持ち主自身が価値に気付いていなかったり、対応が面倒で放置されたりしている」と実情を話す。「空き家を再流通させる市場をつくりたい。まずはわれわれに相談してもらい、物件を必要とする人にマッチングし、良い状態で引き渡したい」と意気込む。
メンバーは今後も、左官や電気工事の職人などを幅広く増やしていきたい考えだ。