先日、福井新聞さんに取り上げていただいた「廃墟サミット」。
7日の開催の場にも取材にきていただき、本日の新聞にて開催内容をご掲載いただけました。
掲載内容
「空き家体感 悩みを解決」
空き家の流通を目指す県内の不動産や建築事業者らでつくる団体「ほころび不動産」は7日、福井市古市1丁目の空き家で、売買や活用法、DIYなどの相談に応じる「廃墟サミット」を開いた。
空き家の所有者、飲食店開業を検討している人などから幅広い相談があり、専門家の視点でアドバイスを送った。
今後も定期的にサミットを開催し、増え続ける空き家の市場活性化につなげていく。
「売買、活用 相談幅広く」
今回の会場は、築約50年の木造2階建ての物件で、1階はスナックとして利用されていた。
サミットは薄暗い照明のカウンター席で、コーヒーやお茶を飲みながら、和やかな雰囲気で行われた。
最初に訪れた70代男性(同市)は「購入した空き家をお金をかけずに、コミニュティースペースにしたい」と相談。
同団体のメンバーは「DIYなら安くできますね。イベントを開いてもよいのでは」と提案した。耐震免震構造についても詳しく説明した。
高齢者福祉に関わっている40代男性(同)は「仕事で高齢者の生活支援といったソフト面を請け負っているが、建物などに関するハード面の意見が聞きたい」と相談。話は盛り上がり、地域のまちづくりにまで広がった。
飲食店を開業したいという 40代男性(同)は、カウンターの中や厨房、2階の居住スペースを家主と一緒に念入りに見学。「厨房は広い。2階も住めますね」と好印象を持った様子だった。
購入した古民家や空き家になった実家の活用に関する相談もあった。
同団体の黒川真行代表は「イベントを通して、人と情報がつながり、これまで流通していなかった物件を世の中にだしていければ」と話していた。